管理人のつぶやき








寒霞渓で起こっていることを初めて知ったのは、


実は今から1年くらい前のことでした。




その時から、ダムが出来ることが気になって、


島で開催された説明会や講演会を聞きに行ったりしていました。




でも、何せ相手は国や県という大きな組織。


それにすでに始まってしまった周辺工事に、決定している予算。


今更どうにもならないのかなぁと諦める気持ちもありました。




そんな時に1冊の本を読んでいると、目に止まった文がありました。


この言葉を読んで、何か自分から始めてみようと思ったのでした。









 「99対1の原則」というのがある。






いま100人の世界があったとする。


この世界を変える必要がでてきたとする。


そのためには、100人のうち誰か1人が


まず変わってみせることが必要だ。




それは他人ではなく、自分でなくてはならない。


まず自分が率先して変わる勇気を持たなければならない。






これが「99対1の原則」である。






時代の方向を正しく見据えることができれば、


やがて自分の仲間が少しずつ増えてくる。




ひとりの賛同者が加われば、


98対2の世界ができる。




やがて賛同者が5人に増えれば、


95対5の世界に変わる。




5人が積極的に動き出すと、かすかに将来の展望が開けてくる。






そして、90対10の世界になると、


確実に世の中を変えることができるようになる。






100人が住む世界で、


100人すべてが変わらなければ


その世界を変えることができないと考えると、


永遠に組織は変わらず、


時代の変化に取り残されてしまうだろう。






100人のうち10人が変われば、時代を変えることができる。






10人の最初の1人が


他の誰かではなく自分であるためには


少し勇気がいる。




しかし、


多くの日本人が身近な現場で少しずつ勇気を出すことで、


日本は見違えるほど活気のある国になるだろう。






                            「環境再生と日本経済」より


                          三橋規宏著 岩波新書




(H22.1.7)















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