3/2 内海ダム反対で知事に署名提示




四国新聞社 2010年3月2日 web版




香川県と小豆島町が進める内海ダム再開発事業で、島内の住民でつくる「新内海ダム事業の
見直しを求める会」(冨田恒子世話人)は1日、県に対し、全国から集まった5636人の署名を
提示、真鍋知事に事業の見直しを求めた。併せて、前原国土交通相あてに署名を提出した。





 同会は土庄町に事務所を置き、土庄、小豆島両町の住民15人で構成。昨年10月下旬から
署名運動を行ってきた。内訳は、県内が小豆島749人を含め2653人、県外が2983人。





 この日、同会のメンバーや、寒霞渓の自然を守る連合会の山西克明代表ら14人が県河川
砂防課を訪問。冨田世話人は「別当川流域以外の住民に説明がないまま工事が進んでいる。
ダム事業が県民に広く認識されれば、もっと多くの署名が集まると確信している」と話した。





 同会は近く、坂下小豆島町長にも署名運動の状況を報告する予定。今後も署名運動を継続
するとともに、寒霞渓の自然を守る会と連携しながら活動するという。










事業の見直しを求める会、5636人分の署名提出 




毎日新聞社 2010年3月2日 web版





 県などが進める新内海ダム(小豆島町)の建設見直しを求める小豆島島民がつくる「新内海
ダム事業の見直しを求める会」(冨田恒子・代表世話人)のメンバーが1日、県庁を訪れ、これ
まで集めた署名を提示し、ダム建設の見直しなどを求めた。同日、民主党県連を通じて、前原
誠司国土交通相にも署名を提出した。





 メンバーらは、昨年10月から手分けして島内を回るなどして、5636人分(小豆島島内749
人、島内以外の県内1904人、他は県外)の署名を集めた。現在も継続中だが「ダム本体工
事へ向けて伐採が始まり、3月から掘削を開始しようとしている。岩盤まで掘削したら、下流の
井戸や田畑が水脈を絶たれ、回復が望めない」として、提出した。





 同会は、いったん進行中の工事を中断、予算を凍結したうえで、情報公開を徹底し、住民の
意見を尊重して計画を見直すことなどを求めている。【吉田卓矢】












inserted by FC2 system