7/19 新内海ダムの是非を考える/小豆島町で勉強会




四国新聞社 2010年7月19日 web版




新内海ダムの是非を考える/小豆島町で勉強会






   内海ダム再開発事業について考える勉強会が18日、香川県小豆島町の草壁公民館な
どであり、参加者は講演や現地視察などを通してダム事業の是非を考えた。





 勉強会は寒霞渓の自然を守る連合会が主催。一般参加者や地元の反対派住民ら約100人
が参加した。





 勉強会では、1974、76年に小豆島で発生した大規模災害の地質学的調査を行った京都
大の志岐常正名誉教授が講演。土石流による災害だったとの見解を示し「ダムありきではなく
土砂や鉄砲水に対する対策を考えるべき」と強調した。また、ダム事業に関して行政と住民の
情報共有ができていない点を指摘し「地元住民がしっかり考え、意見を伝えることが大切。若
い人にも呼び掛けて」と訴えた。





 講演後、ダム事業中止を訴える勉強会宣言を採択。週明けにも前原国土交通相と真鍋知事
あてに見直しを求める要請書を届ける。



















inserted by FC2 system