'10 香川県知事候補に質問!

 
8/29の県知事選挙の結果、浜田恵造が当選しました。


相変わらずの30%代の投票率は残念でしたが・・・><


投票に行かれた皆様、暑い中お疲れさまでした!



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(以下は、選挙前に作成し文章です。)

 
8月29日は、香川県の県知事選挙です。候補も出そろいました。


知事が変わったから、

香川県のすべてが劇的に変わる・・・


というわけではないかもしれません。


それでも、

賛成であれ反対であれ


内海ダムを始めとした、今の県政に対して,

直接自分の意思を示すこと自体に、

意義があることはまちがいないです。


ぜひ香川県にお住まいの方は投票にご参加ください。


※※※※※


候補者の方たちに質問状を送りました。

返信のあった方から順に掲載させていただいています。


みんなで投票にいこう!

 

<公開討論会のご案内>


●8月6日(金)18:30〜20:30 


香川県民(あなぶき)ホール大会議室

主催:香川大学法学部三野研究室


●8月8日(日)14:00〜16:00 


サンポート高松第1小ホール

主催:高松青年会議所




<質問は以下の4つです>


◇質問@


 (1)高速道路の料金制度案に大きな反発が出た。高速道路や交通政策のあり方は。


 (2)中心市街地の地盤沈下が話題になる中、地域活性化のために必要な施策は。


◇質問A


(1)人口減社会を迎える中、どのような教育、子育て支援策が今後、必要と考えますか。


(2)戸別所得補償制度の導入に対して意見は。県内で求められる農業施策のあり方は。


◇質問B


 (1)香川の将来のために、どのような医療福祉施策が必要だとお考えですか。


 (2)香川の将来のために、どのような経済・雇用政策が必要だとお考えですか。


◇質問C


(1)小豆島に建設中の新内海ダムについてどのような意見をお持ちですか。


(2)小豆島をはじめ、離島部の活性化のために必要な施策は。





浜田けいぞう氏(自民・社民・民主)

 
今回の香川知事選挙の立候補予定者に対しますアンケートにつきましては、

各マスコミ等から多数が寄せられている状況もあり、

全てのアンケートに答えられていないのが現状です。

  そこで貴組織(※)のアンケートにつきましても回答を早急に

送付すべきではありますが、候補者の多忙な日程もあり、

事情をご推察の上、ご容赦いただきます様お願い申し上げます。


 21世紀にはばたく香川の会事務局    


とのコメントをいただきました。



 
※このアンケートは、組織的に行ったわけではなく、

あくまで、このHPの管理人の個人的なものですが

原文のまま、ご紹介させていただきました。




渡辺さと子氏(無所属)


質問@

(1)高速道路や交通政策のあり方

        高速道路と別料金の上、1000円も割高になって四国のハンディとなる
       新料金制度に対しては、日本高速道路保有・債務返済機構への出資を拒否
       してでも反対の意思表示をするものです。

        ただし、高速道路無料化に対しては、クルマ依存の交通政策からの脱却が
       必要だと考えているので、反対です。

        環境面からも、高齢化時代の移動手段の確保のためにも、公共交通体系を
      整備することが必要だからです。

        なお、東讃の高速4車線化については、今後の人口減少や高齢化を考えると
      通行台数は将来的には減って行く可能性が高いこと、環境問題を考えると、4車
      線化には反対の立場です。

(2)地域活性化のために必要な施策

         中心市街地の商店街を、郊外型大型ショッピングセンターにはない、人間
       的な関わりや、宅配などのきめ細やかなサービス、介護や子育て支援のNPO
       の活動拠点、若者や女性の起業支援のためのチャレンジ・ショップなどを備え
       た、「ひと」の魅力あふれる場所にすることができれば、もう一度人を呼び戻せ
       るのではないか、と考えます。

 質問A

(1) 教育、子育て支援策

        30人以下の少人数学級を進め、きめ細やかな指導と「読むこと」「自分の頭で
       考えること」を大切にするフィンランド型教育で一人一人の力を引き出し、「子ど
       もたちを幸せにする教育」先進県をめざします。

        家庭の経済格差が教育格差とならないよう、奨学金制度を拡充することによ
       って、学びたいすべての子どもに学びの機会を保障しなければなりません。

        また、スクールソーシャルワーカーの配置によってさまざまな課題を抱えた家
       庭の子どもたちを支援することが必要です。

        保育所や「保育ママ」制度を充実させ年度途中の保育所待機児童をなくすとと
       もに、地域が子育てを核としてつながって、子どもたちが豊かな人間関係の中で
       育っていけるしくみを、子育て支援グループなどと協働してつくり上げていくことが 
       必要です。

 (2)戸別所得補償制度の導入、農業施策

        現在、モデル的に進められている戸別所得補償制度は、香川のように生産コス
       トの高い地方では実態に合っていません。

        香川の実情に合わせてこの制度を充実させるとともに、地産地消を進めて食べ 
       ていける農業にしなければなりません。

        有機農業を推進して安心・安全な食べ物を確保することが必要です。
        また、農産物の生産だけでなく、加工や流通・販売にも総合的に関わる農畜
       産物の6次産業化によって付加価値を高めることも必要です。

質問B

(1)医療福祉施策

        歳をとっても住み慣れたところで安心して暮らしていけるようにするために、
      民家や学校の空き教室などを活用したデイサービスやグループホームなど小規

      模・多機能・地域密着の介護サービスを充実させることが必要です。

        高齢者も子どもも障害を持つ人もともに過ごせる場を増やし、誰もが役割と居
       場所を得て地域の中で支え合う取り組みを応援することが必要です。

        県民参加の予防医療活動や介護予防活動などによって、県民の健康寿命を
       延ばします。

        島しょ部やへき地での医療サービスの人的体制を確保するとともに遠隔診断
      などの最新技術を取り入れて医療の地域間格差をなくしていくことが必要です。

(2)経済・雇用政策

        今後必ず伸びてゆく環境関連の分野、例えば、自然エネルギー導入や省エネ、 
       節水などの分野で先進的な取り組み進め、それをセールスポイントに企業誘致
       して県内に雇用を創出することが必要です。

        また、県外のゼネコンにお金が流れ出す大型公共事業ではなく、民間住宅の
       耐震改修などの生活密着の事業を後押しすることによって県内の中小事業者に
       仕事をつくるなど、県内への経済波及効果が少しでも大きくなるよう県の事業を
       工夫します。

        介護や移送サービス、子育て支援など、地域に必要なサービスを自分たちの
       手で提供しようとするNPOやワーカーズ・コレクティブなどのコミュニティ・ビジネス
       を応援します。

        四国ならではのお遍路文化や、瀬戸内海の魅力、アート・ツーリズム、エコ・ツ
       ーリズムなど「癒し」の文化を発信して観光客を国内外から誘致します。

質問C

(1)新内海ダムについて

        小豆島では1997年の吉田ダム完成後、水の供給量が2.5倍に増えており、
      それ以来一度も給水制限が行われたことがなく、人口も減少している中、水の
      確保のためにダムが必要、という論は説得力がありません。

        また、治水面からも、過去の災害の記録を検証すると、別当川流域の床上
      床下浸水の最も大きな原因は西條川の土石流が河道を塞いだために、県道寒
      霞渓線が導水路の役割を果たして住宅地に水が押し寄せたこと、そして、航空
      写真に残る人家の周りの泥流の流れの方向から、東側に隣接する片城川の氾
      濫がこの地域の浸水被害に大きく影響していたことがわかります。

       県は「別当川で3人の重傷者が出た」と説明していますが、これは新内海ダム
      とは関係のない西條川で起きたものであり、実際には小豆島全島で多数の犠牲者 
      が出た時も、別当川では一人の死者も重傷者も出ていません。当時の災害の原因
      を分析することもなく、初めから「巨大ダムありき」で計画を進めてきたことは、大き 
      な問題です。

       私の情報公開請求によって、専門業者によるダムに関する調査や設計などを
      「チェックする」業務(評価業務)を、国交省の天下り団体・財団法人ダム技術セ
      ンターに計2億8000万円で委託(単独随意契約)してきたことが明らかになりまし
     たが、こうしたしくみが全国で「初めからダムありき」の計画が進んできた原因の
      一つではないかと考えざるをえません。

       近年、雨の降り方が異常になってきていますが、想定を超えた豪雨の際には
      機能しなくなるダムに頼るのではなく、河川改修などによるねばり強い洪水対策
      を行うことが大切だと、専門家も指摘しています。

       もちろん、過去の災害の経験などから「安全のためにはダムが必要だ」と信じて
      おられる住民の方もおられると思いますので、以前から住民の方たちが求めなが 
      ら、知事が開催を拒否してきた、専門家をまじえた公開討論会などを開催すること 
      で、住民の安全を守るために最善の治水対策は何なのかを、しっかりと議論する
      場を持つことが必要だと考えます。

(2)離島部の活性化

       島民にとっては道路と同じ航路を守り、運賃をできる限り抑えて往来のハードル
      を下げることが必要です。

       また、離島の暮らしの大きな不安材料である医療や介護サービスをしっかりと
      後押しすることも必要です。

       これからの香川県は、瀬戸内海や島の魅力、美しい瀬戸内海に抱かれた「せと
      うち暮らし」の幸せを発信すべきだと考えますが、そのためには、島しょ部を香川
      県の県づくりの辺縁部に追いやるのではなく、常に島の抱えている課題をどのよ
      うに解決するかを県の重要な課題として位置づけなければならないと思います。

       それぞれの島の歴史や文化を活かしたエコ・ツーリズムやアート・ツーリズムを
      進め、島の交流人口を増やすとともに、空き家バンクや地元の受け入れ態勢づく
      りの取り組みを支援して県外からの移住を進めます。

       また、地元の若い人たちが島で働き、島で子育てしようと思えるよう、農水産業
      の6次産業化などの取り組みを応援します。

            以上のような、回答をいただきました。

            公式HP http://www.watanabesatoko.net/



松原あきお氏(共産党)


ただいま回答待ちです。





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