8/7 知事選立候補予定3氏が討論/香川大生が企画 四国新聞社 2010年8月7日 知事選立候補予定3氏が討論/香川大生が企画 12日告示、29日投開票の知事選を前に、立候補予定者を招いた公開討論会が6日、
香川県高松市玉藻町のアルファあなぶきホール大会議室で開かれた。
会場には約150人が訪れ、雇用問題や地方分権などのテーマについて立候補予定者の主張
に耳を傾けた。 前回まで6回連続で投票率が30%台に低迷する知事選への関心を高めてもらおうと、
香川大法学部の学生が中心となって企画した。
討論会には、立候補を表明している県議の渡辺智子氏(56)、元財務官僚の浜田恵造氏
(58)、共産党県委員長の松原昭夫氏(54)の3氏が出席。選挙戦で訴える政策などを説明
した後、学生や会場からの質問に一問一答形式で答えた。
厳しい雇用情勢について、
松原氏は「農業などの一次産業や中小企業に対して支援や活性化を図り、雇用を創出してい
く」と主張。 渡辺氏は「環境分野などで県内にお金が回る事業に取り組み、新たな雇用を生み出したい」と
訴え、 浜田氏は「あらゆる施策を動員し、経済活性化を進める。まだ工夫の余地はあると思う」と述
べた。 地方分権と県の役割に対する考え方に関しては、
浜田氏は「道州制は、財政の問題などよく考えて進めるべき。広域的な取り組みなど県の果た
すべき役割はまだまだある」と指摘。 松原氏は「道州制になると、一部地域で集中投資が進む」と反対した上で「雇用の確保や産業
政策などで県の役割は大きい」とした。 これに対し、渡辺氏は「現在の県は中二階のようなもの。権限も財源もできるだけ住民に近い
基礎自治体に持ってくるべき」との考えを示した。 全国に何を発信するかでは、
渡辺氏が「全国から注目される環境先進県を目指す」、
浜田氏は「日本一元気の出る県に。国にもしっかり物を言っていく」と語り、
松原氏は「雇用、福祉の先進県として全国のモデルになれる県づくり」を挙げた。
香川大大学院の女子学生(23)は「分かりやすく大いに参考になった。新しい知事には、雇
用や教育の分野などであと一押しができる人を選びたい」と話していた。 公開討論会、3氏が持論展開 毎日新聞 2010年8月7日 WEB版 知事選2010:公開討論会、3氏が持論展開 政策や雇用など、150人参加 知事選(12日告示、29日投開票)を前に、立候補予定者3人を迎えた
公開討論会が6日、高松市内であった。約150人が3人の主張や考えに耳を傾けた。
出席したのは、県議の渡辺智子氏(56)▽元財務官僚の浜田恵造氏(58)
▽共産党県委員長の松原昭夫氏(54)−−の3人。
討論会では、自身の政策や雇用問題について語り、
渡辺氏は「税金の無駄遣いをなくす。事業仕分けをして県民の見えるところで議論する」、
浜田氏は「地場産業の振興などで経済を活性化、雇用を確保し、県産品をトップセール
スする」、
松原氏は「無駄な公共事業などの流れを変えて命と暮らしを大切にしたい」などと訴えた。
また、候補予定者別の質問では、支持会派がない中での行政運営について聞かれた
渡辺氏は滋賀県などを例に「職員とは対話し、議会とはしっかりと議論していきたい」。
主要会派の支援を受ける浜田氏は議会との関係について「何でも右へならえにはならない。緊
張感をもって臨む」。 政党公認で出馬する理由について松原氏は「無党派の共同候補は条件が整わなかったが、
政党として県委員会が一番責任を持っているのが県政」と話した。 【三上健太郎、吉田卓矢】
予定3氏 討論熱く 知事選 読売新聞 2010年8月7日 WEB版 予定3氏 討論熱く 知事選 知事選に立候補を表明している3人による公開討論会が6日夜、高松市の県民ホール
であり、約150人の聴衆を前に、3人が政策を熱く訴えた。
香川大の三野靖・法学部教授(地方自治)ゼミが主催し、県議の渡辺智子氏(56)、
元財務官僚の浜田恵造氏(58)、共産党県委員長の松原昭夫氏(54)の3人が出席した。
渡辺氏は、県民参加で「事業仕分け」を行って県庁改革を実施し、地産地消などにも
取り組むと主張。浜田氏は、トップセールスで地場産業や県産ブランドを強化し、「元気の
出る香川」をつくると訴えた。松原氏は、オール与党の県政を転換し、医療福祉予算削減
をやめ、命と暮らしを守る県政の実現を掲げた。
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